サプリメントの安全性について
海外製のサプリメントには数多くの種類があり、中には質の低いものもあります。また日本では医薬品に該当するものもあり、利用にはある程度の知識と注意が必要になります。
皆さんに安心して利用していただけるよう、このブログではそういった質の低いものや医薬品に該当するものは紹介しません。紹介するのは基本的に適正製造規範(GMP)に沿って作られたものに限っており、成分もあらかじめ調査して医薬品で使われるものが含まれていないことを確認しています。
以下では適正製造規範(GMP)とサプリの安全性を確認する方法について解説していきます。
もくじ
適正製造規範(GMP)とは
適正製造規範(GMP)とは、ざくっと言えば医薬品を製造するときの品質管理の基準のことです。この基準が守られていればその医薬品の安全性が一定以上保たれていることになります。日本の薬品会社もその多くがこの基準に従って医薬品を製造しています。
GMPの詳しく説明は以下の厚生労働省の資料が参考になると思います。
<GMPガイドライン>
●基本的な考え方:原料の受け入れから最終製品の出荷に至る全工程について、一定の品質の製品を製造するための様々なチェックを設け、それを守って製造するというもの
●製造管理、品質管理の両観点から、ハード面(構造設備)・ソフト面(作業管理)にわたる工程管理
→具体的には、製造管理、品質管理の両観点において、責任者の設置と、管理業務の基準書の作成を行い、それらによる適切な管理が行われているかどうかについて記録の作成・保存を行うもの
つまりサプリの安全性は?
このブログで紹介するサプリメントは医薬品ではありませんが、GMPつまり医薬品と同レベルの品質管理のもとで製造されたサプリのみを紹介しているため、異物の混入などを心配せず安心して利用していただけます。
iHerb を自分で利用する場合であれば NOW Foods と California GOLD Nutrition の2つのブランドを覚えておけばOKです。この2つはGMPまたはその最新版のcGMPに従ってサプリメントを製造しているため安心です。私が利用するのもこの2つのブランドが中心です。
ただ、この2つのブランドの商品には日本で医薬品として扱われる成分が入っていることがあるため、もしご自身で iHerb を利用する場合は念のためその成分でWeb検索して安全性を確かめてからご利用ください。特に現在薬を服用している方は副作用に注意する必要があります。
成分の安全性はどうやって確かめる?
一番なのは「成分の名前+厚生労働省」で検索することです。その成分についての情報だけでなく医薬品かどうか、副作用はあるのかについても知ることができます。
例えば「セントジョンズワート」を「厚生労働省」と一緒に検索すると以下のページがヒットします。
https://www.ejim.ncgg.go.jp/pro/overseas/c04/43.html
そのまんま厚生労働省のページが出てきました。医療関係者向けであるため理解するにはある程度の知識が必要ですが、効果効能については「研究で明らかになったこと」の部分に、安全性は「安全性について」の部分に書いてあります。
安全性については以下のように記述されており、他の薬との相互作用が多いためすでに薬を服用している人は注意するべきであると書かれています。
研究では、セントジョーンズワートを12週間まで経口摂取しても安全であると考えられています。しかし、セントジョーンズワートは多くの薬と相互作用するため、多くの人、特に従来の薬を服用している人にとっては安全ではない可能性があります。
また厚生労働省のページでなくとも関連性の強いページが出てきやすいため、信頼のおける情報を集めるのに役立ちます。例えば以下のページは独立行政法人のページですが、先程の厚生労働省のページとリンクしていてその内容を簡単に説明してくれています。
https://www.pmda.go.jp/safety/consultation-for-patients/on-drugs/qa/0019.html
サプリメント選びは安全第一で
健康になるためにサプリメントを利用しているのだから、できるだけ安全に利用したいものです。海外のサプリに限らず、日本のサプリも注意書きをよく読み成分を理解した上で摂取するようにしましょう。